阿部光格日記〜2月〜
2014.02.28 Friday
気がつけば、2月も今日で終わり。
天保3年(1832年)、銀山附き役人阿部光格日記の一部をご紹介します。
2月4日 初午の日。
初午の日ということで、息子の専之助さんは、役所がお休みです。
竹谷稲荷(どこにあったのでしょうか)にお神酒1升と豆腐2丁をお供えしています。(油揚げではないのですね)
初午の日だからでしょうか。友人の槙野氏を呼んで、茶室で薄茶でもてなそうとしますが、いや、やっぱり酒がいいかと思っていたところへ、代官から呼び出しの使いがやってきます。
せっかくやってきた槙野氏を取り残すことになるので、長崎屋を呼んで取り持ってもらおうとします。
ところが、長崎屋がやってきたときは、槙野氏は帰っていました。
長崎屋には悪いことをしたということでお酒をふるまっています。
宮仕えの大変さがしのばれます。
2月5日。
1月でご紹介した不正売買事件のその後について記してあります。
1月28日、不正売買にかかわった4人の銀吹師が押込(入牢)を申し渡されました。
1週間という感覚があったかどうかわかりませんが、1週間で解き放ちです。
釈放された銀吹師をつれて山組頭たちが阿部家に挨拶に来ています。
不正売買事件が裁かれた代官所。門を入って右奥のあたりにお白洲があったといわれています。
天保3年(1832年)、銀山附き役人阿部光格日記の一部をご紹介します。
2月4日 初午の日。
初午の日ということで、息子の専之助さんは、役所がお休みです。
竹谷稲荷(どこにあったのでしょうか)にお神酒1升と豆腐2丁をお供えしています。(油揚げではないのですね)
初午の日だからでしょうか。友人の槙野氏を呼んで、茶室で薄茶でもてなそうとしますが、いや、やっぱり酒がいいかと思っていたところへ、代官から呼び出しの使いがやってきます。
せっかくやってきた槙野氏を取り残すことになるので、長崎屋を呼んで取り持ってもらおうとします。
ところが、長崎屋がやってきたときは、槙野氏は帰っていました。
長崎屋には悪いことをしたということでお酒をふるまっています。
宮仕えの大変さがしのばれます。
2月5日。
1月でご紹介した不正売買事件のその後について記してあります。
1月28日、不正売買にかかわった4人の銀吹師が押込(入牢)を申し渡されました。
1週間という感覚があったかどうかわかりませんが、1週間で解き放ちです。
釈放された銀吹師をつれて山組頭たちが阿部家に挨拶に来ています。
不正売買事件が裁かれた代官所。門を入って右奥のあたりにお白洲があったといわれています。