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ガイド養成講座
2月3日(月)、2月9日(日)に「ガイド養成講座」が開かれます。

3日は、東部公民館の「平成25年度地域ガイド養成講座」です。
「波根湖を学ぶ」山陰古道と波根湖〜人麻呂さんが通った道〜
講師は、平成25年度古代歴史文化賞島根賞を受賞された関 和彦先生です。
お問い合わせは、東部公民館 0854−82−5132。

  
9日は、石見銀山神楽連盟の「石見神楽ガイド養成講座」です。
13時〜16時、あすてらすホール。
大田地方の神楽
神楽面を通じた神楽の魅力
石見神楽の実演及び解説
の講座があります。
お問い合わせは、石見銀山神楽連盟 0854−82−2840

地域に、次々と「ガイド」が生まれていくことは、地域を理解してもらうという意味でも、地域に誇りを持ち大切にしていく問う意味でもとてもいいことだと思います。
| 観光についてのQ&A | 23:36 | comments(0) | trackbacks(0) |
葉室麟「霖雨」と熊谷家
 
28日の熊谷家での「冬に学ぶ」の中で、岩城先生が、熊谷家は大分県日田の広瀬家とも手紙のやりとりがあったことを紹介されました。
気になりましたので、会の終了後先生におたずねしました。

日田の広瀬家とは、「天領」日田の御用達も務めた博多屋のことです。
天保年間、博多屋の家業を継いだのは長男の求馬ではなく、二男の久兵衛でした。
病弱だった求馬は家督を弟に譲り、自らは淡窓と号して、咸宜園という私塾を開いていました。
咸宜園は、九州は言うに及ばず全国的に名前を知られるようになり、全国から入門者を迎えたといいます。
この咸宜園を舞台にし、淡窓、久兵衛を主人公にして書かれたのが、葉室麟さんの「霖雨」です。
その本を読み終えたのが28日朝でしたので、気になったのでした。

岩城先生によれば、熊谷家から広瀬家に出された書状は1通で、それは、熊谷家の息子を咸宜園に入門させたいのでよろしくというものだったということでした。
熊谷三九郎の子どもは、大分日田の咸宜園で学んだのでしょう。

ちなみに、咸宜園入門者は、入門にあたって「三奪」と言って、年齢、学歴、身分の三つを「奪われ」、全員が平等という立場で学んだといいます。
 
| - | 23:22 | comments(0) | trackbacks(0) |
冬に学ぶ

1月28日夜、熊谷家住宅。

熊谷家住宅の人気イベント「熊谷家で冬に学ぶ」がありました。
 
今年で4回目になる京都大学岩城卓二先生の「熊谷家文書」にかかわるお話です。
会場は満席です。

天保6年12月、浜田藩が転封になるというニュースが伝わりました。
浜田藩にお金を貸していた商人たちにとっては、どこに転封になるかが大問題です。近くなら返済を求め続けられますが、遠くになれば地理的に無理になってくるからです。
「熊谷家文書」の、津和野の堀家と熊谷家のこの問題に関する書簡からわかることについて、岩城先生はお話しされました。

堀家から、「どこに転封になるのでしょうか」という問い合わせが熊谷家に来ます。熊谷家は、陸奥棚倉(福島県)になりそうですよと応じます。
堀家は、それは大変と、転封が公表される天保7年3月12日までの間に、貸したお金の返済を求め、被害が甚大にならないように働きかけを行い、事なきを得たといいます。
堀家同様に、浜田藩にお金を貸していた日原の三好家は、この情報を得られず、貸金を返済してもらえず、家が傾いてしまったといいます。


 
お話の後は、恒例のおでんとおにぎりが出ました。
 
それを食べながら、岩城先生から、質問に答えていただけるという贅沢でありがたい趣向です。

「何故熊谷家はそんな重要な情報を手に入れることができたのか?」という質問が多かったとのことでしたが、これについてはよくわかっていないということでした。

筆者は研究者ではありませんので、無責任にあれこれ考えました。
岩城先生は、お話の中で、大森代官であった根本善左衛門が老中水野忠邦の信頼を得て出世していくということも紹介されました。
根本善左衛門は天保6年6月に大森代官から大阪代官になっています。阿部光格日記を読むと、根本代官、阿部光格、熊谷三九郎は、茶の湯の仲間としても親しい交わりをしています。
天保6年12月10日に浜田藩の転封が転封先は後で知らせるとして告げられていますから、熊谷家は、6月に大阪代官となった根本善左衛門を通じて転封先の情報をつかんだのではないでしょうか。
水野忠邦→根本善左衛門→熊谷家→堀家というラインが浮かんできます。

「冬に学ぶ」は、毎回面白いです。
岩城先生、「家の女たち」のみなさんありがとうございました。
 
| ガイドつれづれ日誌 | 22:52 | comments(0) | trackbacks(0) |
世界遺産石見銀山の「防災」を考える会
世界遺産石見銀山の「防災」を考える会が開催されます。

日時  2月2日(日) 10:00〜15:00
所   大森まちづくりセンター ホール
内容  午前
    災害への備えや災害時の行動などについての講演の後、大森の地図を見ながら危険個所を書き込んだりして認識の共有を図る。

    午後
    災害時における行動、地域ぐるみでの活動、来訪者への対応などについて考えます。

  
今年の大雪で、土砂崩れを起こした遊歩道。
ここは、かねてから、石見銀山ガイドの会が危険個所として指摘し、対応策を講じてほしいとお願いしてきたところです。

みんなで状況を把握し、共通認識を深めろことは大事なことだと思います。
たくさんの方に参加していただきたいと思います。
| ガイドつれづれ日誌 | 22:54 | comments(0) | trackbacks(0) |
石見銀山基金事業公開審査会
1月25日、平成26年度石見銀山基金事業公開審査会が開かれました。
  
石見銀山ガイドの会は、「平成26年度石見銀山ガイド養成講座」を申請しました。
事業申請をした団体のプレゼンテーションが行われ、選定委員による審査が行われました。
申請された事業について、「継承性」「必要性」「石見銀山らしさ」「費用の妥当性」など10項目にわたって審査が行われ、100点満点で結果が発表されました。
60点以上が採択で、「ガイド養成講座」は81.3点で採択されました。他にも、「2014 石見銀山現代彫刻小品展」、「2015年大森町民元気カレンダー」、「石見銀山捲き上げ節CD製作」、「石見銀山世界遺産を守る森づくりボランティアツアー」がそれぞれ採択されました。
 
| ガイドつれづれ日誌 | 01:36 | comments(0) | trackbacks(0) |
銀山学習のワークショップ

1月24日、「石見銀山学習副読本作成事業・市民ワークショップ」が開かれました。
現在、大田市内の小中学校で進められている「石見銀山学習」を進めるために副読本を作成する取り組みが始まっています。
その副読本に何を期待するか、どのように「石見銀山学習」を進めていけばいいのかなどについて話し合われました。
  
初めは小グループで、自由な意見交換です。
 
お茶を飲みながら、お菓子を食べながら話し合っていきます。 
大事だと思ったこと、気になったことなどをそれぞれテーブルの上の紙に書いていきます。
  
最後に、他のグループではどんなことが話し合われたか、みんなで見ていき、意見交換をします。
この場で出された意見は、副読本作成の関係者にも届けられるということでした。

子どもたちの発達段階を踏まえ、どの学年で何を、どんなふうに学習するのかを検討したうえで、そのために必要であれば副読本をつくるということが大事な気がしました。副読本作りだけが先行しないようにしてもらいたいと思いました。
子どもたちが読んで楽しい、興味のわく内容にしてほしいとも思いました。
現地学習、体験学習をふんだんに取り入れた銀山学習にしてほしいと思いました。
世界遺産学習、郷土学習という視点をはっきりさせて、人権学習、平和学習という側面も検討し、故郷や石見銀山を誇りに思えるような学習にしてほしいとも思いました。
先生方は、大変お忙しいとは思いますが、現地にも足を運び、教材研究をしていただきたいと思いました。
| ガイドつれづれ日誌 | 19:39 | comments(0) | trackbacks(0) |
信州から世界の遺産へ4
  
1月4日の信濃毎日新聞の記事です。

「信州から世界の遺産へ」というシリーズでその4回目。
「島根石見銀山 あえてアクセス不便に  地域の価値守る難しさ」
という見出しがついています。
大きく写真で紹介されているのは石見銀山ガイドの会の長谷川清則さんです。
この記事を書かれた記者の方は、長谷川さんの昨年12月20日の龍源寺間歩ツアーに同行されました。
「都内の中学校に勤める社会科教師の男性(49)は『初めて知ったことも多い。ゆっくり話を聞けて良かった』。製錬所跡や寺院、坑道跡などで足をとめては解説する長谷川さんのガイドに満足そうだった。」(前記の記事より)
世界自然遺産登録を目指している南アルプスをどのようにしていくかということを念頭に取材に来られたようです。
自然環境を守るために「石見銀山」で行われている「パークアンドライド方式」に注目されています。
アクセスが不便になり観光客は減少化に転じた。「ただ、ガイドの会の勝部昌正副会長(74)は、銀山の歴史や文化を静かに学びたいと訪れる人は増えたという。『時間をかけ、なぜ世界遺産なのかを理解してもらうことで満足度は高まる。(石見銀山は)じっくり見る場所だとアピールしたい』と語った。」(前記記事より)

昨年世界遺産に登録された「富士山」と、これから世界遺産を目指す「南アルプス」が、「石見銀山」に学ぶという姿勢で共通しているのは偶然ではなく、「石見銀山」が誇りにしていいことだと思います。
| ガイドつれづれ日誌 | 22:24 | comments(0) | trackbacks(0) |
阿部光格日記〜1月〜
銀山附役人阿部光格の天保3年(1832年)1月の日記に、銀鉱石の不正売買について記してあります。

22日 新切山、大久保山で鏈(くさり・銀鉱石のこと)売買の不正があったとして、阿部光格を含む銀山附役人4人で、神宮寺で事情聴取を行い、夜10時ごろ帰宅。
23日 龍源寺山の不正売買の事情聴取を行い、深夜12時ごろ帰宅。
24日 仲買人などの不正売買について事情聴取を行い、深夜12時ごろ帰宅。
25日 永久稼所の不正売買について事情聴取を行い、夜10時ごろ帰宅。
26日 前日までで神宮寺での事情聴取を終え、この日から役所で取り調べを行う。
27日 役所で、灰吹き銀の御手当銀の不正について取り調べる。関係者を明日呼び出すことにして通知する。
28日 阿部光格ら4人の役人は、不正を未然に防げなかった責任を取る形で、「進退伺」を出したが、辞職に及ばずということになり、お礼に出向く。

銀山附役人もなかなか大変だということが伝わってきます。阿部光格さんは、自分の感情は記さず、淡々と事実のみ書き留めています。
28日 関係者130人に処分が言い渡されます。
    山組頭・銀吹師、町組頭・銀吹師、と2人の銀吹師合計4人が役職を取り上げられ、押込(入牢)になっています。
    5貫文の罰金を言い渡されたもの4人。
    稼人から水抜き人足への「降格」処分が8人。
    そのほか114人が手鎖。
かなり大規模な不正事件だったと思われます。大騒ぎだったのではないでしょうか。

29日 銀山町年寄山組頭から、手鎖処分のもの112人について、御慈悲願(嘆願書)が出されたので、午後から再三吟味の上、解き放ちになる。

これで一件落着です。阿部光格さん、お疲れ様でした。

不正事件も見守った山吹城跡。
 
    
| ガイドつれづれ日誌 | 08:29 | comments(0) | trackbacks(0) |
統計おおだ
先ずはお詫びからです。
先日の石見銀山かるた大会の記述に大きな誤りがありました。
優勝は、五十猛パミュパミュズでした。取材の不手際によるもので、大変申し訳ありませんでした。
見出し、本文ともに訂正いたしました。
五十猛パミュパミュズのみなさん優勝おめでとうございます。間違って申し訳ありませんでした。

さて今日のテーマは大田市の統計です。
平成24年版の「統計おおだ」ができています。一番新しい大田市の統計です。
20年前と比較していくつかご紹介します。
(  )は平成4年(2012年)です。

出生 1日に 0.67人(0.9人)
死亡 1日に 1.76人(1.0人)
結婚 2.40日に1組(2.3日に1組)
離婚 9.36日に1組(9.2日に1組)
交通事故 1日に 3.1件(2.3件)
救急活動 1日に 4.6件(1.9件)
火災 11.8日に1件(10.5日に1件)
ごみ処理 1日に26.4t(25.5t)

単純に読めば、1年で152組が結婚し、245人の赤ちゃんが生まれている。一方、1年で642人が亡くなられているということになりますが・・・。
どう読むかが問題なのでしょう。
  
今日は天気も良く、雪をかぶった三瓶山の美しい姿が見えました。
| ガイドつれづれ日誌 | 00:22 | comments(0) | trackbacks(0) |
石見銀山の「活用」を考える
22日(水)、「世界遺産エリア”活用”課題に関するワークショップ」(第2回)が開かれました。
  
参加者が話し合いたいテーマを提起して、それに基づいてグループに分かれて意見交換が行われました。
・銀山観光のコース
・石見銀山のイメージ
・石見銀山の活用に関する戦略会議
・子どもたちの銀山学習
・来訪者に満足してもらうために
などなど8つのテーマに分かれて意見交換が行われました。
関心のあるテーマに途中から移動して参加しても良い、お茶を飲みながら、お菓子も食べながらというスタイルでの意見交換でした。
和やかに、活発に意見交流が行われました。
  
最後に各グループの話し合われた内容が発表されました。
今すぐにでもできそうなことから、今後時間をかけて取り組んだらいいと思えることまで、さまざまなアイディアがありました。
フリーに、意見交流ができる機会があるのはいいことだと思いました。
第3回は、2月3日に行われます。
 
| ガイドつれづれ日誌 | 03:54 | comments(0) | trackbacks(0) |
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