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町並みに魅せられて

昨日は広島のご夫婦、今日は京都の親娘のお客様と町並みをゆっくり歩かせていただきました。



広島のお客様は、大久保間歩ツアーの後でちょっと町並みを歩いてみようという感じで来られたようでしたが、気がついたら2時間以上たっていました。「いくらでもいられるところですね、また来たいです。」と言ってお帰りになりました。
京都のお客様は、急に思い立って石見銀山に来られたということでした。龍源寺間歩へ行かれた後、町並みを歩かれました。
「銀山と言うので、山の中に穴があるくらいのイメージで来ました。行き帰りの道にもドラマがあり、町並みも落ち着いて素敵な町並みで、おまけに小雨が、この町にはとても似合っていて、いい日に、いいところに来られてとても良かったです。」と喜んでおられました。
京都のお客様と龍源寺間歩からいっしょに歩かれた、ガイドのついていないツアーの東京からのお客様も、町並みをご覧になった後、「67年生きてきて一番いい町に出会った。」とおっしゃっていました。

| ガイドつれづれ日誌 | 22:14 | comments(0) | trackbacks(0) |
温泉津の歴史
 9月24日は、ガイド養成講座でした。
石見銀山資料館館長の仲野義文さんに、「温泉津の歴史」についてお話ししていただきました。



温泉津が港町として発展し栄えたのは、石見銀山があったことが大きいと仲野さん。
たくさんの資料を紹介してくださいましたが、その中でおもしろく感じたのは、温泉津港に持ち込まれた銀山用の品々です。

米 58駄(約13t)
酒 79樽
大豆 2駄
炉糟 320斤(炉糟は鉛のこと)
(「温泉津水上諸役御算用状」より)

別の資料には、温泉津港に持ち込まれた品々の荷主の中に、昆布山・藤七郎、栃畑庄兵衛、大谷庄作、栃畑四右衛門など、銀山の人と思える名前が見えます。
温泉津港に持ち込まれた品々は、銀山街道沖泊道を通って大森に運び込まれたのでしょう。
温泉津や銀山の繁栄ぶりがうかがわれました。







             
| ガイドつれづれ日誌 | 22:47 | comments(0) | trackbacks(0) |
メモリアル年
 
愛車の走行距離がオール1になりました。
1がきれいに並んで、何かいいことが起こるといいなと思ったのですが、期待外れに終わりました。
数字と言うのはいろいろおもしろいものです。
大森町の出来事を眺めていて、西暦の年数の1の位に7が絡んでいることに気がつかれている方も多いことと思いますが、知らないといわれる方のために列記してみます。

1957年 大森町文化財保存会設立。
1967年 「石見銀山遺跡」が島根県の指定史跡になる。
1987年 大森の町並みが重要伝統的建造物群保存地区に選定される。
1997年 群言堂鄙舎移築。
2007年 「石見銀山遺跡とその文化的景観」が世界遺産に登録される。

1977年に何かあてはまるものがあれば教えていただきたいです。(1976年は石見銀山資料館が開館しています)

明日は、9月29日。三瓶山の国立公園50周年記念式典が開かれます。
929(こうふく)な日になってほしいものです。
| ガイドつれづれ日誌 | 23:04 | comments(0) | trackbacks(0) |
夏休みワンコインツアーのまとめ
7月20日〜8月31日に行った夏休みワンコインツアーのまとめです。

大雨のために中止した日もあり、宣伝が十分行き届いていなかったこともありましたが、たくさんのお客様に参加していただきました。
町並みコースに22人、龍源寺間歩コースに306人、合計328人のみなさんに参加していただきました。

お客様からは60通以上の感想はがきが届きました。
ツアーへの評価は、「大変良かった」が70%、「良かった」が30%で、ご満足いただけたようでした。

★大変丁寧なガイドで、ツボを得た的確な情報を素人にも解りやすく、コンパクトな歴史絵巻を想像させる素晴らしいご案内でした!
★心配りの行き届いた丁寧なガイドでした。途中でゴミや落とし物を拾われている姿に石見銀山を大切にされていると思いました。こういう姿を見、心無い観光客がごみを捨てるなど世界遺産を大切にしないということがないよう願っています。
(お客様からのアンケートはがきより)

500円の参加料については、普通49%、安い49%、無記入2%、という結果でした。

参加いただいたみなさま、アンケートにご協力いただいたみなさまにお礼申し上げます。ありがとうございました。
| ガイドつれづれ日誌 | 22:02 | comments(0) | trackbacks(0) |
嬉しいうわさ
ガイドの松原さんに聞いた話です。

松原さんは、先日、東京のお客様をガイドしました。80歳を過ぎたお母さんと娘さんの2人でした。
龍源寺間歩コースをガイドしました。13時からのガイドでしたので、13時発の無料ツアーもありますよと言うと、2人でゆっくり歩きたいから有料でお願いしますということでした。
友達から、石見銀山に行くのなら、ガイドさんと一緒に歩いたほうがいいよと言われたということでした。
東京では、石見銀山に行ったらガイドと一緒に歩いた方がいいという「うわさ」が広がっているのだと、そのお客様はおっしゃったそうです。
80歳を過ぎたお母さんは、「ここはいいところですね」「はまってしまうところですね」と何度も言われて、とても喜んでお帰りになられたそうです。

また別の日に、無料でガイドしたお客様は、ルポライター の方でした。その方も、「ここははまってしまうところだ」とおっしゃって、又来ると言ってお帰りになられたそうです。

「ガイドと歩いた方がいいところだよ」という「うわさ」がもっともっと広まってほしいと思います。
今日も、ガイドがつかず、「弾丸ツアー」のようなお客様がたくさんおられ、胸の痛む思いがしました。


今日の日本海の夕日。


日没直後の日本海。

















| ガイドつれづれ日誌 | 21:32 | comments(2) | trackbacks(0) |
阿部光格日記〜9月〜
天保3年(1832年)9月の阿部光格日記です。

  2日 大森町の大工へ銭300文を貸す。
 13日 観世音寺より借用した掛け軸を返却する。
 14日 役人波多野氏より家継ぎの相談を受ける。
 17日 泉屋へ町組頭役就任のお祝いを送る。
 19日 城上神社の神輿を門前にて家族で拝礼する。
 28日 佐毘売山神社の例大祭へ参詣する。

 (「陣屋町大森 Work book」より)

阿部光格さんの日記にはよくお金やお米を貸したという記述が出てきます。9月だけでも、2日に 出入りの大工寅蔵さんに300文(今の感覚では1万円という感じではないかと思います)貸した翌日は、丈之助さんに460文(1万5千円くらいか?)、13日には吉太郎さんに1500文(5万円くらいか?)貸しています。
7日には、孫助さんに米1斗3升貸しています。

28日は、佐毘売山神社の例大祭で銀山はお休み。阿部光格さんも麻裃でお参りに行っています。
息子の専之助さんは、何故か役所に出勤し、仕事を終えてから、山神さんに相撲見物に行っています。

 
阿部さん親子もお参りした佐毘売山神社。







 
| ガイドつれづれ日誌 | 20:39 | comments(0) | trackbacks(0) |
遊歩道一部通行止め
9月24日から遊歩道が一部通行止めになっています。(10月31日までの予定です)

 
大久保石見の守の墓付近から約300m位の区間です。


木柵の改修工事が行われます。

木柵は、老朽化して危険な個所もありますので、以前から、石見銀山ガイドの会でも改修工事の要望をしてきましたので、ありがたく思っています。

だが、しかし、です。観光シーズンの今、改修工事というのが残念な気がします。当初、3連休直前の20日から着工予定でした。
遊歩道の散策は、観光客の皆さんにも大好評です。それを、わざわざ3連休直前に通行止めをするということが、大田市の掲げる観光客への「おもてなし」なのかと、多くの関係者のみなさんが思われたことと思います。
その思いが、24日からの着工ということになったのだと思いますが、それでも1年で一番お客様の多いこの時期に改修工事を行うことには疑問が残ります。
多くの観光客が訪れる事が予想されるからこそ、事故を未然に防ぐためにあえてこの時期を選んだのだと言うことであれば、返す言葉はありません。
もう少し、現場の事情に通じ、現場に寄り添った行政を進めていただければと思います。





| ガイドつれづれ日誌 | 23:30 | comments(2) | trackbacks(0) |
一生の思い出
町並みにある有馬光栄堂のご主人から 聞いた話です。

先週のことだったそうです。
お店の前に、和歌山来られた年配の女性のお客様が、胸を押さえてもう動けないと言って店に来られたそうです。
肺の病気を持っておられたようです。
そのお客様は、和歌山からツアーで来られた方で、他のお客様は龍源寺間歩へ向かわれたのだそうですが、そのお客様だけ、町並みにガイドと行かれたということです。
「ガイドさんが、あんまり一生懸命案内してくださって、それがまた面白かったので、楽しくて最後まで行ったのだが、帰りにしんどくなって・・・」と言われたということです。
有馬光栄堂のご主人が車で銀山公園まで送ってあげられたのだそうです。
「ガイドさんと楽しく町並みを歩けたことも、こうして有馬さんに親切にしていただいたことも一生の思い出です」と言って帰られたということです。

町並み。有馬光栄堂さん付近。




| ガイドつれづれ日誌 | 22:28 | comments(0) | trackbacks(0) |
3連休・秋の彼岸
今日は3連休の中日とあって、石見銀山にもたくさんのお客様がおいでくださいました。

 

秋晴れのいい天気で、少し暑いくらいでした。
たくさんのお客様が、ガイドなしで歩かれているのを見るのは、つらい気がします。小さいお子さん連れのお客様も多いのですが、子どもさんたちの心にどんな印象が残るのかと思うと不安になったりします。
午前中の大久保間歩ツアーのガイドの後、午後は、小さいお子さん連れのお客様たちにお声をかけて、龍源寺間歩までご一緒しました。ほかのお客様たちにも合流していただいて、30人くらいのみなさんをご案内しました。小さいお子さんたちにも、楽しかったと言ってもらい、高橋家付近でお別れしました。
その後、龍源寺間歩に向かわれる小さいお子さん連れの方にお声をかけて、ご一緒しました。広島からという小学2年生、中学2年生やそのほかの人たちを10人ほどご案内しました。広島のご家族とは町並みまでご一緒しました。
小学生のみなさん、中学生のみなさんにも会うような話題を交えながらご案内しましたので、楽しんでいただけたようで、又来るねと言っていただき嬉しく思いました。

明日は秋分の日。お天気も悪くなさそうです。


彼岸花も見頃です。(大屋町鬼岩付近)


筆者の家で今年も咲いた白い彼岸花です。








| ガイドつれづれ日誌 | 22:23 | comments(0) | trackbacks(0) |
ゆらやみ
昨年10月8日、石見銀山文化の会が作家のあさのあつこさんとNHKの杉浦圭子アナウンサーの対談を企画しました。
大森町で行われた対談の終わりごろ、あさのあつこさんから「まだどこにも言っていないけど、来年は、石見銀山を舞台にした時代小説を書きたいと思っている」という発言がありました。 


あさのあつこさん。(昨年10月8日)

その予告通り、「小説新潮8月号」(今月10月号発売)から、連載が始まりました。タイトルは、「ゆらやみ」です。
間歩の中で生まれた女性登枝が主人公です。まだ、2回目までを読んだだけですので、何とも言えませんが、登枝が「間歩の中で生まれた」という設定にひきつけられました。
歴史小説ではなく、江戸時代後期の大森を舞台にした時代小説です。それが事実か否かとか、歴史的に間違いはないかということでなく、時代小説として楽しめる予感がしました。
この先主人公にどんな人生が待ち受けているのか話の展開が楽しみです。










| ガイドつれづれ日誌 | 21:41 | comments(0) | trackbacks(0) |
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