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代官所前ひろばの桜、満開
09年代官所前の桜

代官所前ひろばの桜が、満開になりました。
黒瓦と白壁で昔ながらの丹精なたたずまいを見せる代官所跡の建物と、こぼれるような桜花のコントラストが見事です。

平安以降、日本で「花」と言えば桜のこと。ただし平安以前は「花」と言えば梅のことを指していました。例えば
難波津に咲くやこの花冬ごもり 今は春べと咲くやこの花(王仁)
の「花」は梅ですが、
願はくは花の下にて春しなん そのきさらぎの望月のころ(西行)
の「花」は桜のこと。

銀山の坑夫たちにとって梅もまた大切な存在であったことは先にお話ししました。野も山も、桜と梅と2つの「花」で彩られ、ここ石見銀山も本格的な春を迎えたようです。
| 銀山ナイスショット! | 16:22 | comments(0) | trackbacks(0) |
石見銀山ふるさと言葉〜ねき
今日は地元の運動会。午前中の種目が終わり、楽しみの昼食時間となりました。転勤族Aさんの奥さん、手作りの卵焼きをお隣のお年寄りにもお裾分け。「いや、これはこれは」と喜ばれたのですが・・・
「それにしてもしわいのう」「やれ、こがなのは久しぶり、ほんにしわいことよ」
奥さんはびっくり。肉や漬け物ならともかく卵焼きがしわいって?!
「ああ、しわいってのは固いだけじゃなくて体がツラいことらしいよ。ほらお2人ともさっき『70歳以上限定玉入れ』に出場されたからね、お疲れなんだろう」
ふるさと言葉の洗礼(?!)をうけたAさんの説明にほっとした奥さんでしたが
「あら、いけない」
つい箸を地面に落としてしまいました。
「洗わなきゃ・・・水道はどこにあるかしら」
それを聞いたお年寄りが
「水道なら花壇のねきにあるで」
「さい、ほんにねきにある、すぐ分かる」
すぐ分かると言われても・・・。
(ネギ畑のことかしら?田舎のことだもの、学校でネギを栽培しててもおかしくはないわよね)懸命にネギ畑を探すA夫人を
「あがなとこにゃ、水道はあらせんだがなー」
キョトンと見守るお年寄りでした。
後日、ねきの意味を知ったAさんの奥さん。宅配便の荷物を玄関に運んでくれたお兄さんに(えーと、この場合は「玄関のねきに置いちゃんさい」とでも言えばいいのかしら)と一人微笑んだことでした。

ねき=傍、端、脇  しわい=体が(疲れなどで)辛い
ねきの「ね」は根、なのでしょうか?語源は分かりませんが、これもなんとなく雰囲気のある言葉。ただし今では年配の方しか使われないようです。
| - | 19:27 | comments(0) | trackbacks(0) |
大田の希少動植物を守るためには
「パネルデスカッション形式の講演会」ご案内
第25回大田ロータリクラブ市民公開講座
人と自然との関わり
大田の希少動植物を守るためには
と き 4月11日(土)開場13:30〜 開演14:00〜
ところ あすてらす 大ホール
入場料 無料
パネラー 星川和夫氏(島根大学生物資源科学部教授)
パネラー 井上雅仁氏(三瓶自然観 学芸員)
パネラー 伊藤 宏氏(大田の自然を守る会 会長)
コーディネーター 竹村一秀氏(RC会員 広島大学非常勤講師)

主催 大田ロータリークラブ
後援 三瓶自然館・大田市・大田市教育委員会

大田の自然を守る会 会長の伊藤さんは、三瓶山の魅力にとりつかれ、特に絶滅が危惧されている動植物の保護に、仲間と共に長年取り組んでこられました。
国のレッドデータブックでも指定され、一時は絶滅したかと思われていた蝶「ウスイロヒョウモンモドキ」が近年復活したのは、オミナエシを植栽するなど、伊藤さんらの地道な努力の結果といえましょう。
大田市にはこの他島根県緊急保護種「イズモコバイモ」をはじめ、要保護種の「ユキワリイチゲ」「オキナグサ」「ヒロハノカワラサイコ」などや淡水魚の「アカヒレタビラ」「ルリヨシノボリ」など。
鳥類では、「ハチクマ」「クマタカ」「ハヤブサ」など。
昆虫類もたくさんいます。中でも、その美しさから春の女神といわれる「ギフチョウ」も緊急保護が必要と言われています。

今回のパネルデスカッション形式の講演会により、大田市の貴重な動植物の最新の生息状況がわかり、市民としての取り組みに示唆を与えてくれることと思います。


| その他 | 22:20 | comments(0) | trackbacks(0) |
4月からの無料ガイドツアーについてご案内
大森・銀山エリアでは、個人のお客様のための無料ガイドツアーを実施していますが、この内容が4月1日から一部変更となりますのでお知らせします。
(1)
ガイドツアー「レッツ・ウォーク!!龍源寺間歩」の出発時間が変わります

   第1回め 10:30〜
   第2回め 12:30〜
銀山公園〜龍源寺間歩の往復で、所要時間は約2時間30分です。
レッツウォーク龍源寺間歩イメージ写真
龍源寺間歩までの道のりには銀山の暮らしをしのばせる史跡がいっぱい。路傍の石ひとつ良く見てみたら…という事もあります。緑に囲まれ川のせせらぎを聞き、すがすがしい空気の中をご一緒に歩いてみませんか?

(2)
ガイドツアー「大森町並みウォーク」が新たにスタートします

これはガイドの説明を聞きながら約1時間30分かけて大森の町並みを散策しつつ歴史を訪ねるツアーです。
   第1回め 10:00〜
   第2回め 13:00〜
所要時間は約1時間30分です。
大森町並みウォークイメージ写真
銀で栄えた往時の風情が今も息づく大森の町並み。「武家と商家が隣合わせ?なぜ?」「あの家紋の意味は?」「ユニークな自動販売機、発見!」ちょっとした歴史豆知識で大森散策がぐっと面白くなることでしょう。

(3)
龍源寺間歩入り口前の定点ガイドは3月31日を持って終了いたします。

長らくのご利用ありがとうございました。
| - | 16:39 | comments(0) | trackbacks(0) |
お詫びと訂正〜石見銀山丁銀券について
23日午前付のブログ記事で「石見銀山丁銀券はすでに完売」とお知らせしましたが、同日午後15時現在、まだ2地区で販売数に残りがあるとのことです。
お詫びして訂正いたします。
| その他 | 15:47 | comments(0) | trackbacks(0) |
石見銀山丁銀券、売り切れ
3月20日にお知らせしました「石見銀山丁銀券」は、本日朝より販売されましたが、先ほど完売したとの連絡がありましたので、お知らせ致します。
| その他 | 11:02 | comments(0) | trackbacks(0) |
ミヤマカタバミ
20日(金)〜22日(日)の3連休はいかがお過ごしですか。
今日はぽかぽか良い天気で、たくさんのお客様が石見銀山散策を楽しんでおられました。明日は今日よりもっと気温があがり、ぽかぽか陽気でしょう。
明後日は曇り後雨の予報ですが、気温は上がりそうです。
もう、ミヤマカタバミが花をつけている所もあります。白い可憐な花が見つかるといいですね。

その昔、間歩(まぶ。坑道のこと)の中で働く人たちは、粉塵と湿気、灯りからでる油煙とで、当時は「けだえ」とか「よろけ」とか呼ばれていた病気にかかったようです。30歳を迎えた正月には、鯛の尾頭付きで長寿を祝ったとか。

間歩は地中深く掘り下げていくと、空気の流通が悪くなります。
そのような中で、江戸時代終り頃の話ですが、石見銀山の代官が笠岡から「宮 太中」という医者をよびました。太中はよろけ対策にあたり、「唐箕」(とうみ)と呼ばれる農具を改良して、地中で働く人たちに空気を送ることを考えたようです。
また、その空気を送る時、「カタバミ」や「楠の枝葉」などを煮て蒸気をだし、その蒸気も風と一緒に送ったといわれています。
実際にどれほどの効果があったかわかりませんが、この方法は生野銀山、足尾銅山、佐渡金山などに伝えられたそうです。

もう少しすると、大森や三瓶山でミヤマカタバミがたくさん咲きはじめます。
昭和天皇は、三瓶山の植樹に来られた時、
「春浅き林を行けば白花のミヤバカタバミ群れ咲き匂う」
とお詠みになり、この花を踏まないように気遣いながら北の原を散策されたそうです。

改良された「唐箕」や空気を送っている様子を描いた絵は石見銀山資料館にあります。
| その他 | 18:02 | comments(0) | trackbacks(0) |
現代の「石見丁銀」!?〜大田市がプレミアム商品券
定額給付金の支給開始を機に、「ぜひ景気回復を!」と各地でプレミアム付(割増)商品券を発行する動きが広がっていますが、ここ大田市でも発行が決まりました。大田市商品券、名称『石見銀山丁銀券』です。

販売価格は1組10,000円=1,000円×11枚つづりでプレミアム幅は1割。商店や飲食店、宿泊施設など市内約400ヵ所で利用できます。

さらにこの『石見銀山丁銀券』のお得でユニークなところは、石見銀山の5つの史跡の無料入場券(総額2,100円相当)が付いている点です。
無料入場券の中身は---龍源寺間歩(400円)/石見銀山世界遺産センター(300円)/熊谷家住宅(500円)/旧河島家屋敷(200円)/仁摩サンドミュージアム(700円)です。

大田市民以外の方でも購入できますので、例えば石見銀山観光を計画されている方が、無料入場券をつかって観光し、商品券でおみやげ物などを買って---といった使い方も出来るわけです。
ぜひ多くの方が利用され、石見銀山にも足を運んで下さるよう願っています。

■発行数 20,000組(1人あたり20組まで)
■販売期間 2009年3月23日(月)〜2009年6月30日(火)
   ※ただし売り切れ次第終了
■販売所 JA石見銀山の本所・支所/大田商工会議所/銀の道商工会
■使用期間 2009年3月23日(月)〜2009年7月31日(金)
 ※使用期間を過ぎると使用不可になります
■使用可能な店舗 大田市内の416店舗・施設(3月19日現在)
 ※商品券を購入すると、利用できる店舗の一覧表が渡されます。
  大田商工会議所のホームページでも案内しています(トップページ下の当該バナーをクリック)。また参加店舗の店頭にはポスターが張られます。
■問い合わせ先 大田商工会議所 0854-82-0765
| 食べる・泊まる・買う | 11:02 | comments(0) | trackbacks(0) |
石見銀山ふるさと言葉〜はしる、まくれる
ここ石見地方で何気なく使っているふるさと言葉、「動詞」の中にもいわゆる標準語からすると意味の分かりがたい言葉がありそうですね。

例えば;
---地元の運動会、東京から転勤してきたAさんがリレーに出場---
応援団1「Aさん、頑張っちゃんさいよ!」
応援団2「大丈夫、あのさんは、よう練習しとっちゃったけえ」
応援団3「おお、早い早い!〜〜あっ、まくれた!」
---膝を擦り剥いて座り込むAさんに駆け寄る応援団---
応援団1「どがなかな、はしるかな?はしるじゃろう」
Aさん「さ、さすがにもう走れません」
応援団2「なんとその膝!めげたかな?」
Aさん「いや、これくらいでめげたりしません、次の競争も出ますよ!」
応援団3「そがにまくれちゃ、しわかろう。あがのほうで休むがええ」
Aさん「???」

まくれる=転ぶ、はしる=痛む、めげる=壊れる

ちなみにこの「はしる」は、猛烈な痛みというよりピリピリあるいはキューッとした痛みに使われます。例えば擦り傷に消毒のオキシフルを塗る時に「ちぃとはしるが我慢しなさいよ」といった具合。なんとなく雰囲気が出ていますね。

次回も運動会編で石見ふるさと言葉をお話ししましょう。
| - | 13:57 | comments(0) | trackbacks(0) |
永井隆記念館
永井隆記念館
永井隆博士の出身地である雲南市三刀屋町には『永井隆記念館』があります。博士の功績と精神を永く後世に伝えようと昭和45年に建設されたもので、遺作(書や絵画)、写真、書簡などが展示されています。

原爆に遭った子どもたちのために永井博士が「うちらの本箱」と名づけた図書室を作り場を開放した事にちなみ、記念館内にも図書室「うちらの本箱」があります。その入り口には博士が定めた図書室使用の際のユーモラスな”おきて”が張り出されています。

永井博士の如こ堂
敷地内には博士の生誕100年を記念して平成20年に建立された如己堂(にょこどう)の複製もあります。如己堂は博士の被爆後に長崎の地元の人々の厚意によって建てられた2畳ほどの建物で、博士はここに2人の子どもと暮らしながら数々の著作を通じて平和の尊さを訴え、43歳の生涯をまっとうしたのです。如己とは「己の如く人を愛せよ」という博士の一生の指針でした。

*雲南市永井隆記念館(雲南市HP内の紹介ページはこちら
開館時間 午前9時〜午後5時
休館日 月曜日/祝日の翌日/年末年始
入館料 個人100円 団体(20名〜)80円 ※高校生以下無料
| こんな旅はいかがですか | 12:37 | comments(0) | trackbacks(0) |
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