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<< 要望書 | main | まだまだわからん石見銀山 第83話 本谷の間歩―西側斜面の間歩群 >>
確かな証見っけ!

 今秋より古文書の勉強を始めました。当に70の手習い(80に近いけど)人間何歳になっても学ぶことは出来ますね。「もう遅い」という言葉は私の辞書にはありません。興味を持った時が当に旬ですよね。今回の教材から身近な情報が得られました。

石見銀山地役人「柳原家」

 大森町並みの中ほどにある武家屋敷「柳原家」の柳原泰蔵さんが嘉永2521日に内田安左衛門さんと交代し鳥井船表(番所)に赴任するという古文書です。本文の後に追伸として書体も細字で書かれています。鳥井船番所跡は私の自宅のすぐ近くです。

教材の古文書、追伸部分(中ほどの細字部分)

 「追って蔵泉寺口へ内田安左衛門 鳥井船表へ柳原泰蔵殿 来る二十一日入れ代わりの積り 仰せい出され候 左様ご承知なさるべく候」

蔵泉寺口番所跡

鳥井船表跡

 同時期(嘉永年間)の鳥井船番所付近の絵図には民家とは明らかに違う番所が描かれています。因みに当時の山陰道を赤線で示しました。

嘉永5年の鳥井船表付近地図(右端の「大満寺」は石見銀山休谷から鳥井に移されたお寺です)

 これにより、確かに鳥井船番所に大森の地役人が勤務していたことが分かります。石見銀山は江戸期の資料が沢山残されていて、それを解読することで江戸期の地方の様子が見えてくる、とても素敵な場所なんですね。(銀爺)

| 銀山 むかし語りいま語り | 00:16 | comments(0) | - |
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