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まだまだわからん石見銀山 第82話 本谷の間歩―本間歩の地下

 本間歩:間歩番号33番、本谷の中腹やや上あたり、坑口は標高393辰砲△蠅泙后98奥には大きくぽっかりと大きな穴があるように見えますが、表面を土砂が覆い中をうかがうことはできません。推測ですが、これは崩落によって閉じられたのではなく、安全面を考慮して閉鎖したものと思います。したがって、進入はできません。

           本間歩坑口。巨大な坑道をイメージさせる。

 

 このあたりの地下は、三番鉉という石見銀山の鉱脈中最も優良な鉱脈が通っているところで、福石鉱床のなかの本命中の本命だと言えます。間歩名の本間歩もそうしたことを反映して命名されたのではないでしょうか。

 

 おそらくその地下はすごいことになっていると思います。大量の銀鉱石を胚胎していた大きな福石場が嘗ていくつもあった。それを徹底して採掘した結果、地下には巨大な空間がいくつも開いているのでしょう。坑道図(明治29年11月作成『本谷福石上下層平面截面(せつめん)実測図』)を見ると、本間歩の坑道は西方(於紅ヶ谷方面)に掘られていて、その先(上釜屋間歩坑口の手前から北あたり)には超巨大な福石場(「本間歩坑内厚身福石場」と「同薄身福石場」)があります。おそらく最大級の地下空洞があると思われます。この福石場のことなのかは定かではありませんが、実際に巨大な福石場跡に足を踏み入れた人の話によると、そこでは持参した懐中電灯の光が天井に届かず、高さがいくらあるのかわからなかったということです。

 

 付近の地表を見渡しても、山の斜面を切り開いた大きな溝のようなものが幾つかあり、それが地下深くまで続いているように見えます。露頭掘りの跡だと思えます。また、「岩盤遺構」前から本間歩に至る道沿いには膨大な量のズリが堆積していて、掘り出した土石量の多さを物語っています。

本間歩左横の露頭掘り跡。溝のようなものがいくつかある。その奥の地下には巨大な福石場がある。

 

 本間歩のすぐ手前で於紅ヶ谷に向かう谷があって、上釜屋間歩(元釜屋間歩と表示されている坑道図もある)とか中釜屋間歩とか、江戸時代初期に安原伝兵衛が掘った釜屋間歩を連想させる間歩が存在します。まさにそこは銀採掘のセンターだったのではないかとの想いを持たせます。その辺りには間歩坑口や割れ目状の遺構が多く見られますが、当然中には入れません。入ってみたいけど、100%危険です。(Ng)

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