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鮟鱇の交尾

 私の町では、近い昔を掘り起こす歴史の会(名前は未だ無い)を立ち上げ、古老を中心にその道に詳しい方から聞き取り調査をしています。その中から、海に関する聞き込み調査から、一見遠浅で砂のイメージの私の町の海も調べると岩礁、瀬の連なる特殊な海でした。沖合1kほどに東西に延びる岩礁の群れ、中には人が立てるほどの場所もあります。この岩礁には当然海藻が繁茂し、従って昭和の時代ワカメ漁が盛んでした。猟期は3月中旬〜5月の僅か2か月余り、実働日年間20日もあれば多い方です、その間に年間漁業収入の約3割を稼ぐ主要産業でした。

岸よりの白波は遠浅、沖合の白波は東西に連なる瀬による

又この岩礁に生える海藻は魚の産卵場で初夏には「アゴ(トビウオ)」が産卵のために集まり漁師は、瀬の沖に網を張りアゴ漁が毎年行われたのです。又サザエやアワビ漁も行われています。

しかし、この岩礁が多い事で、港としては発展できませんでした。座礁事故が多いのです。鳥井の大型船は温泉津港を拠点にしています。隣の和江港も利用しますが、此処は偏西風をまともに受けやすい欠点があります。

波間から岩礁が覗くところもあります

「石見銀山通信」とは、一見無関係のようですが、江戸期長崎貿易による銀の海外流出を抑えるために「俵物」という海産物(ナマコ、アワビ、フカヒレ等)が重要視される等、また佐渡の金銀山の食糧供給に石見より漁師が移住する等、海も又銀山と無関係ではありません。

 そして過っては、ワカメ漁は我が村の主要産業でした

浜辺いっぱいに天日干しされるワカメ

 そんな中、我が町の漁業に詳しい町の「さかなクン」の話から、鮟鱇の話を紹介します。鮟鱇は見た目のグロテスクから、一般からは見向きもされない魚でした、しかし地元では安くて美味しい冬場には毎日のように食べたものです。今ではその美味しさから高級魚化し、めったに口に出来ません。そういえば、マグロも冷凍技術の無い時代ゲテモノであったとか。でその鮟鱇ですが、私たちが目にする鮟鱇は雌でした。鮟鱇の雄は雌の鮟鱇とは似ても似つかぬ小型の成魚で暗い深海を雌を求めてさ迷い歩く放浪生活を送ります。一生雌に巡り合えず終わるのも稀ではありません。そこで運よく雌に巡り合えると、雄はテコでも離れない作戦となり、雌の体にかぶりついて離れません、そのうちに雄は雌の体に同化してしまい精巣だけが雌の体に残ると云う事です。文字通り死んでも離さない作戦です。よって鮟鱇のメスは雄を取り込み巨大化するというホラーみたいな鮟鱇の交尾でした。(銀爺)

見た目グロテスクな鮟鱇、実は美味

 

| チョコッと脱線 | 01:03 | comments(1) | - |
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| - | 01:03 | - | - |
コメント
 アンコウの話、斬新でした。鳥井の歴史の会、こういう身近な話題から採りあげていくやり方はすばらしいことです。ご発展を期待します。
| iso800 | 2020/09/27 7:45 AM |
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