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不要不急老人の戯言 (10)

―滴るは汗か涙かー

 今回のコロナウィルス禍で、経済的にも精神的にも最も打撃を受けているのは、組合もなく世の中からも半ば見放されている非正規雇用を中心にした低所得者層でしょう。

 経済学用語でトリクルダウン説というのがあります。Trickle downと書いて「滴り落ちる」と意味です。一言でいえば、“一部の富裕層が富を増すと、低所得者層を含む国民全体が豊かになる”という「おこぼれ」説です。1980年代、アメリカのレーガン大統領がいわゆるレーガノミクスといわれたこの経済政策を勧め、一方中国の小平首席の改革開放路線もこの理論を踏襲したと言われています。その結果はどうなったでしょうか。アメリカでは富裕層へ富が集中し、中国では都市と地方の富の格差が一段と進みました。結果、「富めるものはますます富み、貧しきものはますます貧しく」とさらに格差を広げ、今ではこの理論は間違いということになっているようです。

ミクスよりマスクが有名になったこの国はどうだったでしょうか。大グローバル化の時代に対応するためと称し、国際競争力の強化を名目に、労働者派遣法の設立、法人税の引き下げと消費税の引き上げなどトリクルダウン説を推し進めました。その結果、日本社会にさらなる格差拡大が持ち込まれました。今やわが国の非正規雇用者は全体の4割以上、2千万人以上とも言われています。そして迎えたコロナ禍です。

 

「滴り」は、岩や苔を伝い落ちる水で、涼感あふれる夏の季語です。

 

木漏れ日にしたたりのせる白い指

滴りを汲んで見上げる降露坂

        少しは、涼しくなったでしょうか(O)

| ガイドつれづれ日誌 | 00:13 | comments(1) | - |
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コメント
覚えてます、覚えてます。トリクルダウン「仮説」が喧伝され始めた頃の記事イラストを。
下段に3個のワイングラス、中段に2個のワイングラス、上段に1個のワイングラスのピラミッド。上段のグラスにワインを注ぐと、溢れたワインが中段・下段のグラスにも滴り落ちて・・・

露骨に、上位階層への優遇政策のにおいを感じて「ふんっ。おこぼれ仮説じゃん」と。A首相の人品骨柄にはとりわけ懐疑的だった私のような”おちこぼれ”には不愉快なイラストでした。
今となっては、上段のグラスが中段以下のグラスの4〜5倍の大きさで、結局は逆ピラミッドが崩壊する「トリプルダウン」に過ぎなかったというオチなんですかね。笑えませんが。

トリクルダウン「仮説」は理論などと言うものではなく、出来の悪いメタファー(暗喩)程度だったと思っています。最近、何かを表現する際の「比喩」の問題が気になっています。
例文1:おまえはA首相のように卑怯な人間だ。
例文2:B首相は口先だけの人間だ。
例文3:E首相はT大統領のポチだ。
中学生の時に、1〜3は直喩、暗喩、換喩と習いました(違っているかも?)。
顔中が口さきの人間がいたら気味が悪いし、犬っころが仮にも一国の総理大臣をしているわけではないのに、上記の表現はすんなり理解出来るから不思議です。
これらは、突きつめて行くと言語学や認知心理学の問題(しかもかなり興味深い問題)になるのでしょうが、これ以上は深入りしません。

(A)さんや(O)さんのような(直喩です!)俳人・歌人は、実は、メタファーによる表現や説得の達人なのだと私は思っています。季語ひとつ取ってもそこに濃縮された、日本語の歴史や過去の俳諧作品(和歌文芸まで淵源を溯れる←暗喩)の伝統のちからで、最小音数の表現を3倍にも5倍にも豊かな情報伝達(感情も含む)に変えて行く。伝統と伝承、感興と共感のトリクルダウンと言うと言い過ぎでしょうか。

短い本論に入ります。
石見銀山遺跡の観光。この地域の歴史や風土で培われた生きるうえでの知恵や知識をどう伝えるかを考えると、基層からのトリクルアップ(勝手な造語ですよ)が必要であると痛感します。底辺の水脈を豊かにする。その水量をもって、中段、上段へと浸透圧のように揚げていく。コロナ禍でも出来る事はたくさんあります。

葉の先の滴りゆけば水平線 亀鳴



| どっと・かめ | 2020/08/06 11:24 AM |
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