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不要不急老人の戯言(4) ―沈黙の春― 

   筆者にとって今年の春ほど静かな春はありませんでした。そこで思い出したのが、今から60年ほど前、レイチェル・カーソンというアメリカの女性科学者が著した「沈黙の春」という本。農薬の大量散布と残留、その食物連鎖により、春になっても小鳥たちのさえずりが聞こえてこない、不気味な静寂が支配する私たち人類の近未来を示唆する作品でした。今年の春の静けさは、鳥ではなく人間の発する声が絶えてしまった静けさです。皮肉なことに 小鳥の声はいつになく美しく響き渡っていました。

20年ほど前、日本中を恐怖のどん底に陥れた牛のBSE(牛海綿状脳症、いわゆる狂牛病)問題がありました。もともとこの病原体はヒツジの風土病だったものが、食物を通してヒツジからウシへそしてヒトへと突然変異しながら乗り移ってきたものです。なぜこんなことが起きてしまったのでしょうか。本来、ヒツジやウシなど草食動物は植物性の飼料だけで育つものです。それが経済効率を求めるあまり、本来廃棄物部分であった動物の骨粉を蛋白源として餌に混ぜて与えたことから、食物連鎖の頂点にあるヒトにまで感染してしまったというのが顛末です。生物学者でエッセイストである福岡伸一氏の言によれば、人間の愚かな浅知恵に対する自然の報復作用なのかもしれません。

そう考えると今回の新型コロナウィルス騒ぎも、やはり人間の行き過ぎた経済活動と際限のない食に対する欲望の果てに起こった自然からの強烈なカウンターパンチとも考えられます。大規模な森林伐採、とめどない化石燃料の消費拡大などが気候変動をもたらし、棲息場所を失った野生動物がヒトの住む家にまで近づき、ヒトはそれを食べ、新たな人畜共通感染症が生じる原因となりました。このままですと、この新型コロナが収束しても、きっとまた別なタイプの細菌やウィルスが手を変え品を変え世界を席巻することになるでしょう。

お上から「緩みが生じている」と言われても、この不要不急の老人の緩みきった心と身体にとって、今さらなあと違和感がつきまとう今日この頃です(O)。

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コメント
 お説、ご尤もです。経済の合理性ばかりの追求、とどのつまり人間のはてなき欲望の行く末はどうなるのか。
| iso800 | 2020/05/21 7:10 AM |
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