<< December 2019 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>

カテゴリー
最新の記事
最新のコメント
最新のトラックバック
月別の記事
リンク
サイト内検索
その他
美味しんぼ 109 (ビッグ コミックス)
美味しんぼ 109 (ビッグ コミックス) (JUGEMレビュー »)
雁屋 哲
著名なグルメ漫画に『日本全県味巡り 島根編』が登場しました。石見の食の幸も色々紹介されています

国銅〈上〉 (新潮文庫)
国銅〈上〉 (新潮文庫) (JUGEMレビュー »)
帚木 蓬生
天平の世、大仏造営の命を受けて奈良へと旅立つ青年の苦難の人生を軸に、当時の人々の生き様が素朴で力強く描かれた良書
SPONSORED LINKS
MOBILE
qrcode
<< 霧 の 山 | main | 11月定例会から・・・ >>
今年もお客様に助けられて何とか(3) ー世界遺産もうひとつの視点ー

 

 先日案内した大久保間歩ツアーのお客様の中に、イスラムを研究している大学の先生がおられました。終わりに、「世界遺産はやはりヨーロッパ中心主義でなりたっていますね」と感想を述べておられました。こんな視点で世界遺産を考えたことがなかったので、気になってちょっと調べてみました。

1.遺産登録数の南北格差、東西格差が指摘されています。国土面積比にしたら圧倒的にヨーロッパが多いということは、顕著な普遍的価値を有する人類共有の遺産はヨーロッパに偏重していることになります。

2.富士山が文化遺産に登録された理由のなかに、19世紀初期の浮世絵に描かれている富士山が西洋の芸術に顕著な影響をもたらしたという一文がありました。

3.アジア、中南米、アフリカの政府は、ユネスコの意向により近い、ヨーロッパの植民地時代の文化遺産を推薦している可能性を示唆している元ユネスコ遺産担当者の言がありました。

4.最近では、ノートルダム大聖堂の再建のためには、巨額な寄付が集まったが、イラク戦争で損壊した古代都市バビロンには、世界が悲しむこともなければ、寄付が殺到することもなかったと言われています。(*:バビロンはとっくに世界遺産に登録されていたと思っていましたが、今年(2019年)ようやく登録されました)

考えてみれば、最近わが国で文化遺産に登録された富岡製糸場、明治産業革命遺産群、潜伏キリシタンの教会群遺産、上野の国立西洋美術館などル・コルビュジエの近代建築作品などなど、ヨーロッパの技術や文化に密接に関連したものが多い。石見銀山の選考理由のなかにも、東西の経済、文化、宗教上の交流に貢献していることがあげられていますが、これも味方によってはヨーロッパ目線なのかもしれません(O)。

| ガイドつれづれ日誌 | 01:05 | comments(1) | trackbacks(0) |
スポンサーサイト
| - | 01:05 | - | - |
コメント
代官「当代官所は役人の伝統芸能である”上から目線”を撲滅する」
同心A「これからは領民に対しても、○○させていただきます、と言えば好いのですか」
同心B「下から目線で、お無礼者っ!とか、お年貢を頂戴させていただきますとか、気持ち悪いですな」
代官「理屈を言うな。こころのこもっていない馬鹿丁寧さは、最強の侮蔑にもなる。要は格好と口先だけ取り繕えばいいのじゃ」
堂者引き会員「当会も”有料お客様は神さま”精神で、ご案内・ご説明・させていただきます、は基本3フレーズとなっております」
同心O「神(かみ)在らば中七下五の宇宙かな・・」
同心DK「目線耳栓あげく鼻(はな)せん、とな。人知が三匹の猿にやっと追いついたのか・・」

(O)さんの問題提起には共感はします。
が、世界遺産選定過程での
|楼菘偏り(地理的な範囲と登録数の不均衡)
対象遺産評価の際の史観バイアス
ICOMOSなどの純粋な学術評価努力と、政治力学が働く世界遺産委員会への冷静な監視などは、それぞれの問題として検証すべきではないかと思っています。
,鉢は根っこのところで重なって来ますが、問題は△良分です。
例えば、人類の歴史いわゆる「世界史」に関する歴史観はそれこそ多岐に亘ります。ヨーロッパ史があり中国史があり近東史があり東アジア史がありアフリカ史がありオセアニア史があるだけで「世界史」などはそもそも無い、という極論も成り立ちます。
結論から言えば、世界遺産の問題は「歴史」の視程に関する審級をもう一段あげて、「人類学」的知見を持った専門家の意見をもう少し尊重してもいいのではと思っています(もう実際にそうなっているのであればすみません)。

むしろ我々が考えるべきは、日本国内史跡や文化、自然が「世界遺産」登録された途端、それらが世界的に無条件に称揚された思い込み、観光商売や、ナショナリズムを煽るために利用されたりする事です。
甚だしい場合は「登録推薦」という行政行為自体が、あからさまな身内への”利益供与”で歪められ、その結果世界遺産になったのではと疑われる事例もありました。
権力者の政治的利用が堂々とまかり通るという、ここ一週間見せつけられている風景と重なります。
△亡悗靴討蓮∋笋これからも石見銀山遺産に関わっていく以上、歩幅は少なくても弛まぬ勉強が必要と思っています。

木枯しや数式で解く無粋かな 亀鳴


| どっと・かめ | 2019/11/21 3:11 PM |
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://iwami-gg.jugem.jp/trackback/3596
トラックバック