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ラクダのイッキ飲み

 砂漠のような過酷な暑熱環境では、水が自由に飲める状況のラクダの体温は、日中39℃、夜間は36℃の範囲で変動します。ところが、脱水状態のラクダの体温は昼間には40℃を超え、夜間は34℃近くまで下がるといわれ、体温の日内変動は実に6℃にもなります。この違いはどこから生ずるか。もし脱水状態のラクダが一日中一定の体温を保とうとすれば、昼間の暑熱環境から体内に流入した熱は、水の蒸散によって熱を放散しなければならないことになり、そのためには、莫大な量の水を消費してしまいます。逆に体温を上がるがままにまかせ、熱を体内に貯えるということは、蒸散による水分の消費を極力抑え水分の節約していることになります。そのかわり体温より低い環境温度になる夜間では、対流や放射という手段で熱を放散し、日中の高体温を翌日に持ち越さないようにしています。

脱水状態のラクダのこの暑熱ストレスに対する対処法は、私たち人間の日常生活でのストレスに向き合う時の教訓になるかもしれません。「ストレスには無理して逆らわない。ストレスはできるだけ早く発散させ翌日に持ち越さない。」

ラクダの脱水からの回復力がこれまたすごい。体重の20%にあたる水不足は飲水のイッキ飲み(70〜100リットル)によって10分以内に回復するそうです。ヒトでいえば、体重70kgのヒトがなんと14リットルも水をイッキに飲んでしまうことになります。これは、ラクダはウシと同じように大きな反芻胃を持っていることに理由があります。小さな胃袋を一つしか持たないヒトの場合は、こまめに水を摂取するしかありません。

この他、ラクダの行動にも暑さを防ぐ知恵があります。例えば、避陰樹のない砂漠でラクダが休憩する時には、ラクダは太陽の方を向くのは何故か。砂漠の先住民のようにラクダも太陽神を崇めているためではなく、太陽光に当たる体表面堰を最小にするためなのだそうです(O)。

| ガイドつれづれ日誌 | 00:26 | comments(1) | trackbacks(0) |
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コメント
Oさんが次はどんな生き物を取り上げるのか、毎回楽しみにしています。
で、今回はラクダ。標題を見てとっさに「駱駝の堕落」というフレーズがよぎってしまいました。らくだは楽だ・・、ではなくなぜ堕落論に発想が飛ぶのか、自分でもよく解りませんが。

ラクダのように特殊環境(暑熱・乾燥)に適応した動物はそこそこいそうです。シロクマ(極寒・捕食生物の限定)、コアラ(乾燥・貧栄養地)、ナマケモノ(島国・年金生活)などなど。
彼らは極限状況に適応したのはいいのですが、し過ぎたあまり所与の環境以外では生物的にはあまり生存競争に強くなさそうです。特化が「無駄にすごい能力」になってしまう。
アラビアのロレンスを乗せて疾駆したり、月の砂漠をトボトボと行くラクダも、動物園で見る時はたいてい地べたで伏せか横倒しで寝ています。

ある特定の場所のある特定の歴史や特定のエピソードには無闇やたらと詳しいけど、それらの相対的な位置感覚となると割と無関心。ほらスゴイデショの連打で、客観的に突き放して見る冷淡さは嫌われる。
繰り返します。
特殊環境への過剰適応は、環境要素の変化に対してはむしろ脆弱です。ま、よくてせいぜい無用の長物化で終わります。誤解なきよう言っておけば、私が「特殊環境」と書く時、世界遺産登録、登録による観光客増、一点礼賛、自己満足などの言葉が念頭にあるわけではありませんので悪しからず。

戻り夏午睡に夢見るゴビ沙漠 ヒトコトラクダ
| どっと・かめ | 2019/09/07 10:22 AM |
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