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オトシブミ(落とし文)

 初夏の銀山道を歩いていると、筒状に丸められた、小さな葉が落ちていることがあります。その筒状の葉のことを「落とし文」と言っています。

「落とし文」は、エゴノキやイヌシデの葉っぱを利用して作られています。

 

 上図は、エゴノキの葉を巻いて作られた「落とし文」です。 この筒状に丸められた葉の部分は、やがて、切れて地面に落下します。

 

 龍源寺間歩へ向かうガイドコースに、咲いているエゴノキの花です。

 

「落とし文」は、公然とは発言できないことや、想い人への恋心を伝えるために、伝えたい人の近くに落として、拾わせた絵巻の形をした置手紙のことですが、その絵巻によく似ていることから、この名が付けられています。

 

 この筒状の葉(落とし文)の中には、甲虫の卵が産み付けられています。この「落とし文」を作る、甲虫のことも「オトシブミ」と呼ばれています。

 孵化した幼虫は、この葉を食べて育ちます。巻かれた葉が卵の揺りかごとなり、幼虫の餌となり、外敵からも子を守っています。

 そんな、虫さんの知恵にも感心させられます。この巣(筒状の葉)のことを通称「オトシブミの揺りかご」とも呼ばれています。

 

 そして、この甲虫が作る「落とし文」のことを、筆者は『これは、ウグイスからの落とし文です。(^-^)』とご紹介しています。この時季に、ホーホー、ホケキョと鳴くウグイスのさえずりは、オスがパートナーを探す恋のシグナルでもあるからです。

 周りを見渡せば、銀山道は、浪漫を感じる山路でもあります。

 風に揺れ 落ちて山路の 落とし文   文責(T)

 

 

| ガイドつれづれ日誌 | 00:00 | comments(2) | trackbacks(0) |
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コメント
 「落とし文」とは言いえて妙です。「エゴノキ」の命名の由来は知りませんが、かの可憐な木には気の毒な名前です。
| iso800 | 2019/06/12 7:43 AM |
 iso800さん、コメント有難うございます。
 エゴノキの名の由来ですが、英語のエゴイストから付けられた名前と、一般的には解釈される場合が多いのですが、植物図鑑によるとどうも違うようです。

 諸説もあるようですが、果実の皮をかじると、エグイ(アクが強く、舌や喉を刺激する味)ことから、そのエグイが訛り、エゴノキとなったというものです。

 植物図鑑には、日本・朝鮮・中国原産とあるのに、和名(漢字で書かれた名)が載っていません。エグイ→エゴノキも、通称や俗名から訛って付けられたものかもしれません。

 灰色の果実は、麻酔効果があるので、昔の山村では、すり潰して小川に流し、漁獲に使っていました。
 
 
| 石見銀山ガイド(T) | 2019/06/13 9:14 AM |
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