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終活情報―社史ー

いきなり私事で申し訳ありませんが、筆者、今年は年男でした。

次の年男にはなれないのではないかと思い、終活を始めました。

まずは、これまでため込んできた書類の処理からと思って始めたのですが、面白い資料も出てきます。

それを、時々、紹介しようと思います。

 

今回は、「大森鉱山(石見銀山)資料集 −明治・大正・昭和の稼行禄ー」(同和鉱業(蝓忘原鉱業所 社史編さん小委員会編集)に記されている、明治以降の「石見銀山です。

略年表にすると次のようになります。

1868年〜 明治政府が経営

1887年〜 (合)藤田組が大森鉱山を経営

1923年  坑内環境悪化の為休山

1939年  戦時下の要請で再開発
1941年  事業拡張に着手

1942年  柵原鉱山大森支山設置

1943年  台風水害のため甚大な被害を受ける

1944年  大森支山の操業を停止

 

 

この中で、池田謙三氏が「福石」について記述されています。

1894年(明治27年)、銀の湿式法を研究していた武田恭作氏らの実験結果が良好ということで、清水谷製錬所を建設し、大久保間歩等で「福石」の採鉱を始めました。

しかし、鉱石の品位が予定よりはるかに低かったことと、実験の時のようにうまく抽出できなかったことで、操業をやめました。

この結果から、池田氏は、資料の採取の正確さ、鉱量調査の充分さ、小実験と実際の作業の差異の大きさを学ばねばならないと記されています。

池田氏は、この再開発は失敗だったとし、「福石は損石なりと判定してよかろう。」と結ばれています。

明治時代の福石は損石だったというのは、ちょっと複雑な気分です。(A)

 

| ガイドつれづれ日誌 | 16:14 | comments(1) | trackbacks(0) |
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コメント
髪の色は移りにけりな雪のごと
わが身世に古るぼーっと生くれば

おこら百人一首:大野小古麿(おおやのちこまろ)

「同じ日本人として誇りに思う」。世界で活躍するスポーツ選手やノーベル賞を受賞した人へのコメント。「諸君は私の誇りです」。これも、行政府の長が特定任務の公務員のみに向ける「賛辞」です。

「世界に誇る石見銀山」「先人の偉業は私たちの誇りです」。登録以降、何十回いや何百回読んだり聞いたりした”スタンプ”です。
気をつけるようにしてはいますが、私も無雑作に使います。歴史を学んだり調べたりする意味は、人さまざまであって良いし、「歴史とは何か・・」という大ネタに関しては膨大な類書もあります。
ただ、石見銀山に人並みぐらいには向き合うようになって以降感じているのは、称揚と肯定的な紹介が圧倒的であり、「陰の側面」「冷静な再評価と解釈」の部分は些かなおざりではないかという点です。

その意味で、「社史」という資料の掘り起しから銀山史のある部分に光を当てる試みには注目します。
社史だけにとどまらず、商工会関連誌、会社親睦会誌、地方新聞紙、町内会広報誌、郷土史誌、個人回想録などなど、石見銀山に言及した様々な資料・史料を駆使して近代史以後の地域史を再構成するべきだと思っています。
そして、それらを網羅する「石見銀山史料編纂所」創設と史料のアーカイブ化(電子資料化)も。

行かれた事のある方はご存知かも知れませんが、「大田市が世界に誇る」石見銀山のある市の中央図書館の銀山関連資料コーナーの貧弱さは目を見張るものがあります。
石見銀山調査報告書は登録前後から数多く発行されていますが、使い勝手の悪さもなかなかのものです(雑然と並べてあるだけ、禁帯出も多い)。
図書館側の問題というより、歴代行政・教育行政トップの姿勢の問題でしょう。
さすがに近隣市町村で唯一”市史”の無い(十五年誌、三十年誌はあるようですが)市らしいと言えば言えそうです。温泉津町誌、仁摩町誌は郷土史家の評価も高いのに。
また、市教委が発行する銀山研究啓蒙シリーズの刊行は始まりましたが、所詮一部専門家の関与という限界はあります。

雪が降る お客は来ない
カネは出る 重い市税(ねんぐ)に
むなしい投稿 白いまなざし
舞台は回る 戌から亥へと
一等は来ない いくら呼んでも
はずれた籤が ただ舞うばかり
(サルバトーレ・アダチーヌ:『愚痴が降る』)

猪(しし)追いて狼(やまがみ)駆くる年をとこ 亀鳴
*をとこの原義は「若い男性」だそうです
| どっと・かめ | 2018/12/22 10:41 AM |
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