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煙が身にしみる

 前回、エゴマ油には血管の老化や認知症を防ぐ効果があることを述べました。エゴマは東南アジア原産で、日本では縄文時代から栽培されていたようです。江戸時代に入り、ナタネ油が出回るようになってもナタネが高価であったため、灯明用には主にエゴマ油が使われていたようです。健康には素晴らしい効果を発揮するエゴマ油ですが、ナタネ油に比べエゴマ油を燃やした時の煙やススの発生が半端ではないらしいのです。石見銀山の間歩の中では、灯りには主にエゴマ油が使われたとされています。これを燃やした時に出る煙やススを吸い込むことによって生じる健康被害は、鉱石を採掘する時に出る粉塵よりひどかったという説もあるくらいです。

 同じ食用油でも、燃やした時の煙やススの量は、油脂の成分である脂肪酸によって大いに異なり、脂肪酸の主要な構成成分である炭素が二重結合をいくつ持つかによって違い、二重結合が多くなれば煙、ススの発生量が多くなることが分かっています。例えば同じ炭素数18個の脂肪酸でもナタネ油は炭素の二重結合の脂肪酸が1個しかないオレイン酸が主になっており、ヒマワリ油には同じく二重結合が二つのリノール酸という脂肪酸がかなりの部分を占めます。これに対しエゴマ油は炭素の二重結合が3個のリノレン酸が豊富に含まれます。理由はともかくとして、これらの油を燃やした時の煙、ススの量は、エゴマ油>ヒマワリ油>ナタネ油ということになります。

 それでは、体の中で生理的に重要な役割を果たしている魚油の成分の炭素の二重結合の数はどうでしょう。例えばEPA(エイコサペンタエン酸)では二重結合が5個、DHA(ドコサヘキサエン酸)では二重結合が6個というような不飽和脂肪酸が豊富に含まれています。このことは、魚とくにイワシやサンマを焼いた時にでる煙やススの量を考えれば分かります。

それともう一つ、二重結合が多ければ多いほど酸化しやすい(変質しやすい)という欠点をもちます。油を含む菓子類が古くなると油臭くなる、天ぷら油を使いすぎると刺激臭や有害物質が増えるなど油の劣化現象は空気中の酸素の攻撃(酸化)によるものです。何事もすべてうまくいくことは難しいですね(O)

| ガイドつれづれ日誌 | 04:02 | comments(1) | trackbacks(0) |
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コメント
地役人と煙は高いとこからモノを言う(銀山御料の俚諺)。

時限爆弾問題第二弾です。
非の無いところに煙を立てる、というつもりはありません。が、煙に巻かれたままでは将来深刻な事態が予想される事の一つに、町並みゾーンの空家問題もあります。

遊歩道沿い家屋の倒壊については、所有者にも止むを得ない事情があったのだろうと推察しています。
そして管理者不在の空家の放置は、観光への悪影響や地域の自治コミュニティの体力を奪うという点では、「重要伝統建物保存地区」により深刻な問題をもたらすと考えています。
おそらく、大田市の企画部門はこのゾーンの高齢化進捗予測、独居家屋から無人家屋への移行予測をしている筈です。おそらく。(してないなら無いでそれはまた行政能力という点で深刻と言わざるを得ませんが・・)

訪れた方の多くがその佇まいを称賛される町並みは、住民ひとりひとりの愛着はもとより、住民でかつ企業経営者である篤志のかたの尽力も大きいと聞いています。
しかし、個人の力に頼るだけで「持続可能」な景観保持は無理です。その方は、世界遺産登録などという晴れがましい契機のはるか以前から「狼煙」を挙げて来られたわけです。行政や関係団体、関係者が腰をあげて呼応しないと・・

狼煙挙ぐ秋凛冽の蒼穹に 亀鳴

烟花三月、煙のような春霞と花咲く頃、揚子江を下り去る(左遷かな?)友人を見送り、「孤帆の遠影 碧空に尽く」と謳った唐代の詩人がいましたが、その友人は「もう来んねん。」



| どっと・かめ | 2018/11/01 7:07 PM |
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