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行ってみたい産業遺産と石見銀山

  5月12日付の朝日新聞の土曜版に、読者から募った「行ってみたい」「もう一度行きたい」産業遺産のアンケート結果が載っていました。その結果、1位から10位までは次のとおりでした。々部ダム、軍艦島、I找製糸場、じ暁ドーム、サ譽哀薀弌悉斬陝↓μ崛監獄、➆小樽運河、大阪造幣局、石見銀山跡、琵琶湖疎水。

網走の監獄が6位に入っているように、ここでいう産業遺産の定義はとくになく、行ってみたい建造物くらいの軽いノリで選ばれたのでしょう。選ばれた10位までの遺産をみると、石見銀山を除いて、明治以降の遺産がほとんどでした。他に鉱山関係遺産では、12位に足尾銅山、13位に佐渡金山が選ばれていました。石見銀山が9位に選ばれたのは、大健闘でしょう。

ここで選ばれた産業遺産ベスト10をよくよくみると、石見銀山の他は、どの遺産も名前を聞いただけでそのイメージが浮かびます。それでは、石見銀山を訪れるお客さんは、石見銀山にどのようなイメージをもって来られるのでしょうか。「きっと世界遺産だから何かあるに違いない」程度のものかもしれません。そこにある何かを分かっていただくことがガイドの仕事だとすれば、石見銀山ほどガイドの役割が大きい遺産はありません。ガイドの説明がなかったら、ただのハイキング、それだけならまだしも疲労感、不満だけが残ることになってしまいかねません。

“世界史、東洋史、そして日本史の接点を銀を介在させて解きほぐす”、“銀山をめぐる戦国大名の争奪戦の壮絶さを語る”、“仙の山の形から銀の鉱脈のでき方を解説する”、“坑道の中に生息する動物や季節を彩る植物の話題を取り上げる”町並みを歩きながら、古い文化にひたる“などなど。このように石見銀山はその歴史、文化、地質、自然など多面的に解説することにより初めて遺産のすばらしさや世界遺産である理由を理解していただけるところです。石見銀山のガイドは、石見銀山フィールドミュージアムのいわば学芸員です。石見銀山においでの際は、どうぞガイドの会をご利用下さい(O)。

| ガイドつれづれ日誌 | 01:19 | comments(2) | trackbacks(0) |
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コメント
 昨日(6月6日)台湾のツアー客をご案内しました。最近台湾、香港からの訪問客が増えています。

 石見銀山と台湾の金瓜石・瑞芳鉱山とは、明治期に同じ経営者が両方を経営したと説明したのですが、昨日はあいにくの雨模様で鉱山部分の見学は早々に切り上げ、少し小雨となった午後町並みの散策に移りました。

 そのなかで、彼らには旧熊谷家住宅がよかったようです。木造の廊下、湯殿、畳の感触、お膳の食卓、どれをとっても新鮮に映ったと思われます。グローバルな観点から見ても日本の伝統的な古民家や古い町並みも貴重な文化遺産だと感じました。
| iso800 | 2018/06/07 7:53 AM |
「産業遺産」テーマの新聞社アンケートは、どのようなリストに基づいて行われたのかは未読なので詳細はわかりません。
が、世界遺産や世界記憶遺産にはそういったカテゴライズはないので、多分、産業遺産なる用語を公的に定義・使用し文書にも記載・公表している「近代化産業遺産群」からのリスティングと思われます(それプラス世界遺産の中から”それっぽいもの”を足して)。
因みに、この近代化産業なんたらは、実は経済産業省のお仕事で、ユネスコとも文化庁とも関係はありません。
幕末から昭和初期の産業近代化は大きな意義を持っており、「モノづくり大国(!)・日本」の礎として、はたまた地域活性化(!)を進めるうえで重要であると、経産省はこう申されております。

本題です。
アンケート自体は(O)さんの言われる”軽いノリ”なので構いませんが、「石見銀山遺跡」なる語が茫洋としていてイメージが結びにくい事については登録11年来の課題が、未だに放置されている事の証左です。
またまた、行政や観光団体批判になりかねないので筆が重いのですが、これは、「解りにくさ」を石見銀山遺跡自体が有している複合性や多面性のせいにして、理解してもらう為の仕掛けや装置、プレゼン機能の拡充に手を抜いてきた結果とも言えます。

石見銀山へのアプローチは多様で、その「読み解き」についてもワクワクするしかない事は繰り返しこのコメント欄にも投稿してきました。
ただ、その魅力PRの担い手が”ガイド”であっていいのか、少なくとも主力であっていいのか、という議論に決着は着いていません。
長くなりました。
文章の「秘訣」はとにかく「短いことである」と、この前ある人に忠告されました。よってこの件は次回以降に、追々と。

以前から何となく言ってきていますが、私は、将来的な理想は、ガイド「団体」不要論者です・・


| どっと・かめ | 2018/06/08 12:37 PM |
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