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研修旅行

先日、法政大学第二中学校から、「広島山陰研修旅行 2016」と言う本を送っていただきました。3年生の6泊7日の研修旅行の報告書です。研修旅行の報告書をこんな形で出版している学校があることにまず驚きました。

そして、この報告書の内容が素晴らしいのでまた驚きました。

平和教育と環境学習をメインにした恒例の九州研修旅行の予定が、熊本地震のために変更を余儀なくされ、急遽、同じテーマで広島山陰研修旅行となったということでした。

各研修内容の報告と35人の生徒さんの個人の報告などからなる223ページの本です。

「石見銀山」への来訪は、3日目で、龍源寺間歩コース中心の見学でした。

報告書では3班のみなさんが「石見から架かる銀橋」として報告しています。結論分を紹介します。

「歴史的にも世界を大きく動かした重要地点にして自然を生かしその遺産も生かされた石見銀山、自然の雄大な景色を眺めながらぜひ登ってみてはどうでしょうか」

担当された喜谷先生は次のようにも書かれています。(一部を抜粋)

「世界遺産に指定され、急に注目が集まった観光地には、どっと人がなだれ込み、往々にしてその場所は荒れる。しかし、石見銀山の環境は見事に保たれている。それは上記のような対策が講じられ、『持続可能な世界遺産』がその決定時から目指されていたからである。

往時の銀の採掘現場は、平均年齢30歳という劣悪な労働条件であった。世界にその名を轟かせた銀山の栄光の裏側には、そこに従事する民の苦しみがある。現在の当地の取り組みと合わせると、石見は新しい環境学習の可能性をも感じさせる場所であった。」

生徒さんたちの個人の報告は、初日、2日目の広島でのことを取り上げたものが多くあり、生徒さんたちが真剣に平和について学んだということが伝わり心強い思いがしました。

「石見銀山」についての感想を書かれたものの一部をいくつかをご紹介します。

○「その間歩はとても狭く私でも入りそうになかったのに大の大人が入って作業をしていたと考えると、当時の人が尊く感じた。このことをみなさんは知っていますかおそらく知らないだろう。それが何より悔しい。私の報告集で興味を持った方は訪れて見てはどうだ」

○「石見銀山はただの山だと思っていたが、かなりの歴史があり昔は金銀銅がとることができた山だということが分かった。ただそれだけでなく(中略)銀などを取る時に灰が体の中に入って肺が悪くならないよいうに、布の間に梅のすり潰したものをフィルターの代わりにして、昔の人はそれを防いでいたという資料だけではわからないことを理解することができた。」

■研修旅行の後で川崎平右衛門について調べたり、文化祭で無名異について発表したと書いた生徒さんもいました。

 

今年も、また来てもらいたいものだという思いを強くしました。(A)

| ガイドつれづれ日誌 | 06:57 | comments(1) | trackbacks(0) |
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| - | 06:57 | - | - |
コメント
 この研修旅行はすばらしい。私は、この研修旅行報告書に目を通した訳ではありませんが、「これぞ修学旅行」ですね。最近の修学旅行といえば、とかく生徒や保護者の要望を入れてディズニーランドなどの遊戯施設やショッピングに向かう例が多いと聞きました。修学という本来の目的から逸脱することもあるようです。そういうなかで、この「広島山陰旅行2016」は修学につながるでしょう。

 考えてみると、日本人の観光は元来「お参り」、「息抜き」や「物見遊山」の要素が強いものでした。観光旅行に行くと言えば、だいたい「一杯入る」というイメージがあって、「旅の恥はかき捨て」などの諺もありました。つまり、観光とは、綺麗な景色、楽しい、面白いを中心に据えていました。

 しかし、これからの観光はこれまでにコンセプトに加えて別の見方からも捉えなおす必要がありそうです。つまり、「学びのツアー」、とか「健康のツアー」とかです(観光というとどうしても先のイメージがつきまといますから、あえてツアーという英語を使いました)。

 そういう意味で、石見銀山は新しいツアーイメージにぴったしの地点ですね。今、石見銀山では、ガイドの会が主催して「健康ウォーク」と銘打ってヘルスツーリズムを展開しようとしています。この4月から既に活動がスタートし大変好評です。今後も、街道ウォーク、山歩き、坑道療法などの、次々とヘルスツアーが計画されて、参加募集が始まっています。人々の関心が強い健康とツーリズムとの組み合わせた企画はすばらしいと思います。
| iso800 | 2017/04/23 8:25 AM |
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