先日、14日、私は事務所当番の出勤日。
この日も朝から事務所はお客様で混雑しました。取り急ぎガイド配置の仕事をこなして、定時ワンコインガイドの受付など混雑の解消に努めました。
すると2人の男性からガイドをお願いしたいと申し入れがあり、1時間位の時間ということで街並み地区のガイドをお勧めし出かけました。1時間位経ったでしょうか。事務所から電話があり「今、どこ?」「西性寺」と答えると、「あとどれくらいかかりますか」と。「15分」位ですかね。実は、間歩へのお客様があるんだけど、ガイドがいなくて困っている。羅漢寺を紹介したので、そちらが終了したら帰ってほしいとの電話でした。
実は、お客様、町並み交流センターでガイド中、タクシーが私の前、止まりました。「どうしたんですか?」と声かけると「銀山公園がわからない」とのことでした。私は、「この道をまっすぐ上がって、途中で訪ねてみてください」そして、「ガイドの会の事務所を訪ねて下さい」と説明して別れました。
この日は、いつもよりお客様が多く待機のガイドさんも出払っていたんですね。
街並みガイドが終了し代官所前駐車場には同僚が私を待ってくれていました。すばらしい配慮をしてくれていました。私を待ってくれている方がいるんだという気持ちになると、嬉しくなるもんです。
お客様は、神奈川からの女性3人、玉造温泉からタクシーを利用しての来訪です。わざわざ、足を運んでくれたんですね。期待に応えねばという気持ちになります。お会いして、初めて会った会話でなく、気持ちも和んだと思いました。話をしてみるととても楽しい方でした。ガイドの始まりから終わりまでいろいろな会話がありました。玉造温泉から来ようとも直通の乗り物がないとの指摘。そうなんですよね。石見銀山の観光を終えて、宿泊地は玉造温泉も多いんですよ。お客様満足度向上には、交通不便な石見地方。交通対策の改善も必要ですよね。お客様は、本気で訪客の方法を取り組んでほしいと。
そして、間歩まで歩く観光についてもひと工夫必要だとおっしゃいました。
大田市は、新観光振興計画策定中であり、パブリックコメント募集中です。観光振興計画策定も大切ですが、まず石見銀山、三瓶山、温泉津温泉など観光地の現状をよく見極め、「お客様が来訪したい」という満足すべき環境にまず整備することが先決ではないでしょうかね。
ガイドを終えて、事務所前で写真を撮らせていただきました。充実したガイドもでき、お客様に「楽しいガイドをさせていただきましてありがとうございました」とお礼を述べたい気持ちの1日となりました。(S)