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まだまだわからん石見銀山 第68話 昆布山谷の間歩―村上坑の風

 昆布山谷を登っていくと、虎岸寺跡を過ぎて谷の標高が高くなりやがて谷が尽きようとする手前の左斜面(進入方向から見て左、つまり仙ノ山側斜面)に村上坑と呼ばれる坑道の入り口(間歩番号303番)が見えます。この坑道は公開されていないので、坑口は閉鎖されています。なお、坑口の標高は273.5mです。

 

 したがって、坑口から中に入ることはできませんが、坑口から人が立って進める水平坑道が奥に続いているのが見えます。坑口でよく耳を澄ますと、不思議なことに坑内から風の音が聞えてきます。

             村上坑。大きい坑道である。

 

 坑道図を見ますと、この坑道は仙ノ山の地底に向い一旦南南東方面に進みその奥で南進して村上竪坑を経て佐藤鉉があった「永久東延」の方向に伸びています。故石賀末太郎氏の実測では坑道長が136辰箸覆辰討い泙后B湿綛はおそらく江戸時代から明治期にかけて永久東延鉱区で掘り出した銅鉱石を昆布山谷方面に搬出した重要な坑口ではなかったかと思われます。明治期には藤田組のもとで佐藤鉉採掘のため盛んに利用されていることがわかります。

 藤田組の記録を見ると、村上鉱は永久坑から垂直距離で156綻緤にあり、佐藤鉉の東端にあると書かれています。

 

 閉山してから100年になろうとするのに、村上坑で何故今もって風の音がするのか本当に不思議です。どうやら坑内は閉塞せず奥で佐藤鉱などとまだつながっていて、空気の圧力差で煙突効果のような現象が生じていてそのような風音がするのかなと想像しています。(Ng)

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