銀山は梅の名所
2017.02.09 Thursday
パッと咲いてパッと散る桜と違い、梅は、早いものは1月から咲き出し、4月まで順々に咲いて長い期間楽しめます。梅の名所銀山でも、銀山公園、豊栄神社付近、龍昌寺付近、清水谷製錬所跡…と あちこちで咲き出してとてもきれいです。
なぜ銀山に梅の木が多いかと言うと、それは、その昔、梅干しのクエン酸が体にいいということで鉱山で働く人たちの健康対策として梅をたくさん育てていたからです。2枚の布で梅肉をはさんだ防塵マスク(福面=覆面)なども考案されていました。今も銀山に梅の木が多いのは当時の名残です。ちなみに梅は大田市の木にもなっています。
公園内の梅の木 きれいなピンクの花です
山吹城跡を背景にして咲く紅白の梅の花
「梅一輪 一輪ほどの あたたかさ」 服部嵐雪
週末は雪の予報も出ていてまだ寒い日が続きそうですが、梅の花が一輪また一輪と咲くにつれ少しずつ暖かさを増して春は確実に近づいています。梅の花見がてら、銀山にお出かけになりませんか。
銀山では毎年3月に梅祭りが行われていて、今年は3月12日(日)に開催されます。
出るも楽し見るも楽しの梅の種飛ばし大会や神楽、ほんのりピンクにつきあげた梅餅や寿司やそば等のお店……と楽しい祭りです。ご家族、お友達お誘い合わせてぜひおいで下さい。 (M)