世界遺産の構成資産
2016.10.15 Saturday
明日(16日)、オペラ 石見銀山 プレ神楽大会が開かれます。
会場 あすてらす大ホール
時間 13:00〜16:50
入場料 一般1000円
年行われる「オペラ 石見銀山」の原案といえる「於紅谷」などが上演されます。
さて本題です。
先日、「石見銀山遺跡とその文化的景観」が世界遺産に登録された時のユネスコ事務局長松浦晃一郎さんがお見えになり、お話されたことは当欄で紹介しました。
松浦さんは、世界遺産を正しく伝えていくことの大切さを強調されましたが、特に14の構成資産それぞれをしっかり伝えていくことが大切だと話されました。
通常、私たちは大森町をご案内するとが多いので、大森町に限って構成資産を見ると、次のようになっています。
銀山柵の内、代官所跡、大森銀山重要伝統的建造物群保存地区、宮ノ前地区、重要文化財熊谷家住宅、羅漢寺五百羅漢、鞆ケ浦道、沖泊道です。
こうして、改めて列記してみて、筆者は、「宮ノ前地区」についてのガイドがおろそかになっていたことに思い当たりました。
以前は、石見銀山資料館にそこから出土した炉跡などが展示されていましたが、今では、世界遺産センターで写真で見られるくらいです。松浦さんのお話を聞いてからは、筆者もしっかりガイドするように努めています。
ガイドとしての思いから熱を込めて案内したいところと言うのもあるわけですが、それ以前に、世界遺産全体について過不足なくガイドできるようにしていかねばと思います。(A)